世界最大のブランドコンサルティング会社Interbrand(インターブランド)の日本法人が9月30日、グローバルブランド価値評価ランキング「Best Global Brands」の2013年版を発表した。
総合ランキング上位100に入った7つのラグジュアリーブランドすべてが5%以上の伸びを達成。
中でも昨年初めてランクインした「PRADA(
プラダスーパーコピー)」がラグジュアリー部門でトップ、総合でも3番目と高い伸び率をみせた。
14回目の発表となる「Best Global Brands」は、グローバルに事業を展開するブランドを対象にそのブランドが持つ価値を金額に換算してランク付けするもので、総合のトップは、1999年の公表開始以来13年連続1位だった「Coca-Cola(コカ・コーラ)」に代わって「Apple(アップル)」が輝いた。
同分野は堅調にブランド価値を高めており、米国や中国で新規店舗の出店が増加したほか、オンラインショッピングなどデジタルデバイスを用いたブランド体験の促進が要因に挙げられるという。
特に前年比30%増の「
プラダスーパーコピー」は、売上が好調のほかに財団のアート界に対するサポートも相まって顧客とのつながりをより強固にしているとInterbrandは分析結果を発表している。
アパレル分野では、前年比10%増の「H&M(エイチ&エム)」が全体の21位、昨年から引き続き価値を2桁増で推移させた「ZARA」は36位にランクイン。
同分野のブランドも軒並み価値を向上させており、インターブランドジャパンの広報担当者は「グローバルで店舗を増やしている点が奏功しているのはないか」と語っている。
スポーツグッズ分野からは24位に「Nike(ナイキ)」、55位に「adidas(アディダス)」がランクインした。
総合ランキング1位の「Apple」は、初めてランクインした2000年からブランド価値を約15倍の983億ドルまで成長。
iPhoneの浸透により、ここ2年で飛躍的に伸びている。